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会報より - 記事紹介2
再生家具普及協議会では年4回程の会報を発行しております。 こちらのコーナーではその一部を抜粋してご覧いただけます。
会報に出てくる呼び名
原物  ・・・ 中古の家具のこと、再生家具の「原」材料となる「物」
N業界 ・・・ NEWの業会、即ち新品のスチール業界
R業界 ・・・ REFORM(再生)業界、即ち再生家具業界
平成10年12月25日 「77号」より
Rのマーケティング(1)

  オフィス家具専門のリサイクル店には、目的をはっきり持ったお客が多く『探してる物がない』に応えられない事に苦労する。一方、家庭用品のリサイクル店には『面白い物がないかな』とか『もしかしたらあるかも』と、期待度の低いお客が多いのではなかろうか。オフィス家具メーカーはお客のニーズに応える為、部厚い総合カタログを夫々毎年発行し、ユーザーは欲しい物はほぼ手に入れる事が出来、電話1本で届けてくれる。これに慣れたお客がR店に来て現品限りの商品に、大きないらだちと不満を持ってしまう。ここにRの特異なマーケティングが存在しているはずです。

原始市場形態か
  原始人は、食料や生活用具は自給自足であった。やがて物々交換が生れて商業行為の原型ができて、次に貨幣経済へと発展してきた。R店は在庫品の全部をワゴンの上に並べてお客を待つ市場の形態によく似る。売り切れたらその日はおわりとなる。在庫の中からお客は目的の物を選ぶのだが、Nと違って数も種類も限定されたもので、お客は必ずしも満足できない。しかし価格が安い。不満の分を価格が埋める、即ちニーズの欠けている部分をローコストが補充して妥協する取引となる。

お客が変る
  商品は消費者のニーズに合わせての開発競争を続けているが、地球環境や省資源問題は、消費者自信の反省を要求してきています。使い捨てや新型への買い替えよりも、道具の不便さは自分に合せて工夫する方向へと変ってきているようです。R店の少ない在庫の中で自分流の使い方を考えて買う、つまりお客の意識改革が進んで来ています。Nのおびただしいマーケティング理論とは異質のRマーケティングを、我々は体験を通して生み出していかなくてはならない。中古品の巨大なマーケットは必ずこれを確立させると信じたい。
平成16年7月3日 「98号」より
断然優る商品力 オフィス用再生家具

 リユース時代到来を告げる各種イベントやショッピングモールの開設、或は大手メーカーの本格的参入など今リユースはまさに衆目を集めている新しい産業だ。
  古くは古着、古道具、古本、中古車などたくさんのリユース品があった。昭和40年代に入って日本は高度成長時代に入り、消費は美徳とまでうたわれて中古品の姿が肩身の狭い時代を過ごした。昭和50年オイルショックをきっかけに省資源、省エネ思想が生れ、物を大切にする運動が各方面から起り中古品見直しの気運が芽生えてきていた。
  その頃から再生家具は人々の注目を集めるようになり、バブルが去って大不況が日本を襲い企業の経費削減の一助にと良質で安い中古家具はいまやもてもてである。
  オフィス用家具に似て中古でも同等に扱われているものに厨房用家具がある。すべてステンレス製だが耐久性においてオフィス家具を凌駕する。ここで商品力についてどちらが勝るかを比較してみると 
  1. 再生し易いこと
    これは互角であろう。
  2. マーケットの大きさ
    オフィス関係の事業所数は約700万、飲食店は80万。(2000年日本の統計)
  3. くり返しの耐久性
    オフィス家具は厨房家具に席を譲る。
  4. デザインの変動
    新旧の変化が大きいのは中古品に不利とすると厨房に軍配。

 いろいろな角度から商品力を比較すると厨房家具はいい点が多い。しかしマーケットの広さは圧倒的な有利さをオフィス家具の中古は持っている。
 バブルの時代でも再生家具は独自の強さを発揮してよく売れた。ましてや地球環境問題を背景にした今後はますます存在を輝かせることだろう。